都市と野生の思考
哲学者とゴリラの破天荒対談。
これぞ知の饗宴!
哲学者にして京都市立芸大学長の鷲田清一と、ゴリラ研究の世界的権威にして京都大学総長の山極寿一による対談。
旧知のふたりが、リーダーシップのあり方、老い、家族、衣食住の起源と進化、教養の本質など、多岐にわたるテーマを熱く論じる。
京都を舞台に、都市の思考と野生の思考をぶつけ合った対話は、人間の来し方行く末を見据える文明論となった。
「山極さんとの対話のなかで(中略)わたしがぶつけた問いに確かな答えをもらったおかげで、その後わたしは何度もじぶんの思考のアクセルをおもいきり吹かすことができたのであった」――鷲田清一(はじめにより)
「鷲田さんの話のなかにはいつもいくつかの企みがひそんでいて、思わず引きつけられてしまう。されば、鷲田さんが知らないことを言ってびっくりさせてやろう、という気持ちにさせられる」。──山極寿一(おわりにより)
もくじより
第1章 大学はジャングル
第2章 老いと成熟を京都に学ぶ
第3章 家と家族の進化を考える
第4章 アートと言葉の起源を探る
第5章 自由の根源とテリトリー
第6章 ファッションに秘められた意味
第7章 食の変化から社会の変化を読む
第8章 教養の本質とは何か
第9章 AI時代の身体性
≪著者略歴≫
鷲田 清一(わしだきよかず) 哲学者。1949年京都府生まれ。京都大学大学院修了。京都市立芸術大学学長。せんだいメディアテーク館長。元大阪大学総長。専門は臨床医学・倫理学。著書に、『哲学の使い方』(岩波新書)、『「ぐずぐず」の理由』(角川選書、読売文学賞受賞)など。
山極 寿一(やまぎわじゅいち) 霊長類学・人類学者。理学博士。1952年東京都生まれ。京都大学大学院博士課程単位取得後退学。京都大学総長。ゴリラ研究の第一人者。『「サル化」する人間社会』(集英社インターナショナル)、『父という余分なもの:サルに探る文明の起源』(新潮文庫)など。
哲学者にして京都市立芸大学長の鷲田清一と、ゴリラ研究の世界的権威にして京都大学総長の山極寿一による対談。旧知の二人が、リーダーシップのあり方、老い、家族、衣食住の起源と進化、教養の本質など、さまざまな今日的テーマを熱く論じる。京都を舞台に、都市の思考と野生の思考をぶつけ合った対話は、人間の来し方行く末を見据える文明論となった。
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