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人生のヒントになる本

マンガーの投資術 バークシャー・ハザウェイ副会長チャーリー・マンガーの珠玉の言葉――富の追求、ビジネス、処世について

バフェットの唯一無二のパートナーとしてバークシャー・ハザウェイを支えてきた伝説の投資家、チャーリー・マンガーの珠玉の名言集。

「今日のバークシャー・ハザウェイを設計したのはマンガーだ。私の役割はいわばゼネコンで、子会社のCEOたちが下請業者として実務を担当してきたのである。」(ウォーレン・バフェット)

「チャーリー・マンガーほど物事を幅広く考えている人間を他に知らない。」(ビル・ゲイツ)

チャーリー・マンガーは、副会長としてウォーレン・バフェットが経営するバークシャー・ハザウェイに長年関わって来た同社不動のナンバー・ツーだ。一般的には「バフェットの右腕」と呼ばれる立場の人物だが、本書を読むと、彼は、それ以上の「バフェットの右腕+左脳」とでも呼びたくなる、もっと重要な存在であることが分かる。 これまで、一般にはバフェットのものとして伝わっていた考えの多くが、実は同時にマンガーのものでもあり、むしろ七歳年上のマンガーがバフェットに多くの感化を与えていたのではないかと思われる節がある。率直に言って、どの考えがバフェットのもので、どのアイデアがマンガーのものなのか、第三者には判別できない。そして、おそらく本人達は区別に意義があると思っていまい。 マンガーは、こうした重要で興味深い人物なのだが、投資の世界で並ぶ者のない尊敬を集める巨人であり、今や資本主義の良い部分のアイコンを一手に引き受けているとさえ言えるバフェットに比べて、世間の彼への注目度合いは不当に低かった。 本書は、バフェットと不可分に重なりながら、同時に一人の男として味わい深い人物でもあるチャーリー・マンガーを、手軽に、しかし、なかなか深く知ることができる、読者に対して、「正直で」「効果的で」「効率的な」本だ……。(山崎元、解説より)

著者について

ウォーレン・バフェット研究の第一人者。カリフォルニア大学でファイナンスおよび法律を専攻。バフェット家と長年友人関係にあり、ポートフォリオ・マネジャー、弁護士、バフェットロジー講師という3つの顔を持つ。著書に『億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術』(共著、日本経済新聞出版社)、『史上最強の投資家バフェットの教訓』(共著、徳間書店)など。現在、バークシャー・ハザウェイの歴史を執筆中。

[監訳]林 康史 (はやし やすし)
立正大学経済学部教授。大阪大学法学部卒、東京大学修士(法学)。クボタ、住友生命保険、大和投資信託あおぞら銀行を経て、現職。『改訂版 基礎から学ぶデイトレード』(日経BP社)、『基礎から学ぶ外国為替相場』(同)、『デイトレード』(監訳、同)、『株式投資 第4版』(監訳、同)、『欲望と幻想の市場』(訳、東洋経済新報社)。『冒険投資家ジム・ロジャーズ世界大発見』(共訳、日本経済新聞出版社)、『欲望と幻想のドル』(監訳、同)、『貨幣と通貨の法文化』(編著、国際書院)、『戦略的リスク管理入門』(監訳、勁草書房)など著書・訳書多数。

[翻訳]石川 由美子(いしかわ ゆみこ)
株式会社トーキョー・インベスター・ネットワーク代表取締役上智大学卒、法政大学修士(経済学)。カザノブ証券会社、スタンダード・アンド・プアーズMMSを経て、1996年11月に株式会社トーキョー・インベスター・ネットワーク設立、代表取締役に就任。個人投資家向け投資信託ポータルサイト「投信資料館」(http://www.toushin.com)を運営。訳書に『マネーの公理』、『マネーと常識』(ともに日経BP社)など。

[解説]山崎 元(やまざき はじめ)
経済評論家、楽天証券経済研究所客員研究員、国家公務員共済組合連合会資産運用委員会委員、株式会社マイベンチマーク代表。1958年北海道生まれ。1981年東京大学経済学部卒業、三菱商事に入社。その後、野村投信、住友生命保険住友信託銀行、シュローダー投信、NBインベストメントテクノロジー、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一證券、第一勧業朝日投信投資顧問、明治生命保険、UFJ総合研究所と、12回の転職を経て現職。資産運用及び経済全般の分析・評論を専門とする。『ファンドマネジメント』(きんざい)、『全面改訂 超簡単お金の運用術』(朝日新書)、『確定拠出年金の教科書』(日本実業出版社)、『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』(文響社)など著書多数。

 

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